SoapUIでのLoadTest実行手順
SoapUIでのLoadTest実行手順を記述する。
目次
SoapUIでのLoadTest実行手順
1.概要
SOAP/RESTサーバに対するシナリオ試験や負荷試験を実施する場合に便利なSoapUIがある。
本手順では、SoapUIを利用したLoadTestの実施手順について記載する。
なお、リクエストする電文内容がユニークなデータとなるようGroovyScriptを用いる。
2.実施手順
SoapUI起動
SoapUIを起動する。
SOAP Project 作成
「SOAP Project」を新規作成する。
SOAPサーバもしくはWSDLを指定
プロジェクト名を指定し、SOAPサーバもしくはWSDLを指定する。
※本例では、Tomcat上で動作中のAxis2(SOAPサーバ)を指定している。
スタブ作成完了
WSDLが正常に取り込まれるとスタブが作成される。
リクエスト電文雛形生成
WSDLからリクエスト電文雛形が生成される。
※リクエスト電文雛形に具体的な値をセットし、実際にリクエスト電文を送信する事も可能である。
TestSuite作成
LoadTestを実行するために、まず初めに、TestSuiteを作成する。
空のTestSuite作成完了
空のTestSuiteが「TestSuite01」として作成されている。
TestCase作成
TestSuite配下にTestCaseを作成する。
TestCase01作成
空のTestCaseが「TestCase01」として作成されている。
Propertiesオブジェクト作成
ユニークなデータをリクエストするためのPropertiesオブジェクトを作成する。
Propertiesが作成完了
Properties01としてPropertiesが作成された。
キー項目作成
3種類のキー項目を作成する。
Groovy追加
ユニークなリクエストデータを生成するためにGroovyを追加する。
Propertiesにセット
日付時刻(ミリ秒含)とランダム文字列を連携してユニークな文字列を生成し、Propertiesにセットする。
Propertiesの値をセット
リクエスト電文にPropertiesの値をセットするように定義する。
送信確認
実際にリクエストを行い、Propertiesから値を取得しサーバ宛に送信できている事が分かる。
実行
LoadTestを作成し、実行する。
※TestStepsに定義されたStepを上から順番に1サイクルとして実行する
※「SOAP Request01」がサーバにリクエストしたStepとなるためその部分の値に注目する(min/max/avg/cnt/tps/err)
モード
SOAPサーバへのアクセスにプロキシを利用しない場合はモードをOffにする。